エピーヌのタイプと自分の目指すエピーヌ
◆エピーヌのタイプ
やっていることはみんなほぼ同じなんですが、使う人によってプレイスタイルが全然違います。その影響でエピーヌにも大きく分けて二つのタイプが存在します。簡単に言ってしまうと攻撃タイプと守備タイプです。何が違うのでしょうか?
・攻撃タイプ
攻撃タイプは前への意識が強いです。エピーヌの特徴であるリンクを絡めた高火力を利用してキャストキルを狙い、あわよくば奥拠点を狙っていく動きをします。死んではいけないキャストのためリスキーな行動ではありますがその分リターンも大きいため上位陣にちらほら見かけます。
この動きは味方(中央相方)との連携が非常に大事になってきます。どちらかが敵陣に残されてデスしては意味がなく、一緒に攻めて下がる必要があるからです。
またスキル選択にも違いがあり、攻撃タイプには廻廊が一番多いです。理由はいくつかあると思いますが敵の行動範囲が極端に制限されるのが一番濃厚かと。奥に攻め込んでいる場合敵の行動パターンはある程度絞られます。そのパターンを潰すような廻廊が描ければ相手は最悪何もできなくなってしまうため非常に強力です。森制圧も簡単にできそうですしね。
・守備タイプ
守備タイプはリスクをなるべく減らしながら行動していきます。先程は前への意識と言いましたが、こちらは強いて言うなら横への意識が強いです。敵陣深くに踏み込むことはまず無く、各レーンが押されないようフォローをしながら勝ち筋を作っていきます。デスする確率が低いためほとんどのエピーヌはこのタイプです。
もともとエピーヌはレーン維持が得意なキャストのためこの動きがやりやすいのが利点です。しかし安定面では高い評価を得られる反面、一度崩されると立て直すのが難しいという欠点もあります。
スキルは粉や抱擁を選択する人が多いです。どちらも長射程のため下がりながらの戦闘が可能であり、守備タイプとの相性が良いのが大きな理由だと思われます。
・どっちのタイプが強いの?
これは使う人の性格、要はプレイスタイルに関わってくるので甲乙付け難いです。自分はどちらのタイプなのか、それを各自で判断して合う方を選択することをお勧めします。
◆自分の目指すエピーヌ
これからエピーヌの解説をしていくわけですが、タイプが違う人にとってはほとんど無意味な内容です。先程の話からわかると思いますが、タイプが違うと根本的な動きが変わってくるからです。ですから解説をする前に自分の目指すエピーヌ、タイプを明確にしておこうと思います。
・自分のエピーヌは守備タイプ
試合ごとに展開は変わっていきますが、なるべくデスするリスクを減らしたうえで勝ちに行くスタイルでやってきています。自分は周りをサポートしながら戦っていくことが好きで、それを行いながら勝つ方法を考え、実行してきたらこのタイプに落ち着きました。このタイプを採用した大きな理由がもう一つあるのですが、それは自分の目指すエピーヌに関係してきます。
・自分の目指すエピーヌ
一番大事にしているのは「初心者でも勝てる動き」。ここで言う初心者とはwlwを始めたばかりの人ではなく、「エピーヌを初めて使う人」のことを指します。エピーヌを使ったことのない初心者でも活躍でき、勝率も安定する動き。それを実現するべく日々努力しています。
なぜそんなことに拘っているのか。それは自分の実力が並みであるがゆえです。自分は対戦ゲームが好きで色々触ってきましたが、いつもある壁が障害として立ちはだかります。それは「ある程度強くなれてもトッププレイヤーにはなれない」というもの。wlw内で例えるなら、下位マッチなら勝てるのに上位マッチでは勝てない状態。楽しいことは楽しいんですがやっぱりやるからには上位でも勝ちたいじゃないですか…。その悔しさを糧に、ゲームセンスがなくても上位でやっていけるような立ち回りを考えてきました。その努力の結晶が今のエピーヌです。
ここまできて思ったことが一つありまして…。「ゲームが下手でも勝てる、楽しめることを自分と同じような人に伝えたい」ようやく最初の文章に繋がってきました。自分の目指すエピーヌとは「初心者でも勝てるエピーヌ」であり、自分の経験や知識をみなさんに発信することで「楽しさを共有したい」。それらが今の自分を支えています。
◆最後に
長々と書いてきましたがなんとなくFASの根幹にあるものが伝わったでしょうか。次回からエピーヌについての細かい話をしていけたらいいなと思っています。ではでは